パソコンウイルスのタイプと種類について解説します。前項まではPCウイルス対策の方法として、各種ウイルスソフトをお勧め・紹介してきましたが、この項ではその大元、そもそもどんなタイプや種類のウィルスがあるのか、簡単に見てみましょう。
パソコンウイルスは、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
@ファイルに感染するタイプのパソコンウイルスと、
Aファイルに感染しないタイプのパソコンウイルスです。
@のファイルに感染するタイプのパソコンウイルスとは、プログラムやデータベースに対して何らかの被害を及ぼすことを目的として作られた、悪質なプログラムです。その中にも大きく分けて4種類あり、以下のように分類されます。
「ファイル感染型」…アプリケーションなどの実行型ファイルに感染するパソコンウィルスです。
「システム領域感染型」 …パソコンのOSなどシステム領域に感染するウィルスです。
「複合感染型」…ファイル感染型とシステム領域感染型の両方の性質を持つウィルスです。
「マクロ型」…アプリケーションソフトで作成する文書ファイルに直接感染するウィルスです。
(2)のファイルに感染しないパソコンウイルスは、「自己増殖しないタイプ」と「自己増殖するタイプ」の2種類に分かれます。
「トロイの木馬型」…実行されるまでファイルに潜み、実行されると直接的な破壊活動を行うウィルスです。ギリシャ神話のトロイの木馬から名づけられました。他のファイルに感染したり自己増殖はせず、「ウイルス駆除ツール」を装った悪質なトロイの木馬も発見されています。
「ワーム型」…E-mailをはじめ、ネット回線、ネットワークを介して自己増殖して感染を拡大していくパソコンウィルスです。
現在、インターネット上には万とも億とも言われるさまざまな種類・タイプのウィルスがひしめいています。そのほとんどは上記のように分類され、セキュリティソフトを使っていれば、かなりの確率で駆除が可能です。逆に、対策なしにPCを高速インターネット回線につなぐのは、魚の切り身を抱いて、サメがうようよいる海に飛び込むようなものです。
ただし、古くなったアンチウイルスソフトでは、日々増え続ける新種のウイルスに対応し切れません。これらのことを念頭において、快適なブロードバンド生活を楽しんで下さい。